PTCとMMDの比較

PTCとMMD(MikuMikuDanceの略称)は3Dキャラを扱う事が似ていますので
長所や短所を比較してみます。

キャラ、アイテムの利用

・PTC
体の大きさ調整から髪形や顔、服が自由に組み合わせ可能、
組み合わせ元のアイテムも絵が描ける人ならそれなりに自分で作れる

・MMD
さまざまキャラや背景、物が作られて配布されています。
出来ているキャラの髪形、顔、服の交換、変更は難しい、色を変えるのは可能だが、
配布キャラそのままでの利用が多い


キャラ、アイテムの作成

・PTC
形が出来ている白紙に絵を描く要領でキャラやアイテムを作成するので
お絵かきや写真加工が出来ればキャラやアイテムが容易に作れる
白紙の種類は多いが形の制限があり似た感じの再現となる
形の元となる白紙は高難易度だがモデリングソフトを使えば自由に作れる

・MMD
高度なモデリングソフトを使いこなす必要があり難易度はとても高いが自由に作れる
モデルのテクスチャ色を変える改造は容易に出来る


PTCでのアイテム例

板に写真を貼っただけの、板状ぺらぺら簡易アイテムとなるが、画像加工が出来れば作れるので、
好みや必要なアイテムが自分でも作成出来ます。

板に絵があるだけのアイテムですが、すぐに自分で作れ持たせられる点は良いです。

写真や絵を貼って作られた例   写真や絵を貼るだけなので簡単
アイテム07.jpg アイテム08.jpg


一方、作ろうと思えば、高度な物も作成出来ます   高度なドラム作成例
アイテム09.jpg アイテム10.jpg
一般のモデリングソフトにて形状を作り、組み込む事でPTCで使えるアイテムが作れます


キャラデータの利用

・PTC
過去の資産には服やモーションなどがある
新作は個人サイトにて発表、配布されている。
MMDなどの3D形状データを取り込んで利用も可能

・MMD
とても多くのデータが使用可で提供されている
提供されているデータを組み合わせた動画、画像がよく発表されています。
PTCで作ったキャラをMMDへの持ち出しは無理

背景機能

・PTC
3D背景は標準搭載の2種のみで改変不可、背景板に写真を貼る、アイテム置く事で背景セットは作れるが
狭い範囲のみで広大な物は出来ない。 家と周辺の家ぐらいが限界。

壁25.jpg 壁43.jpg

建物34.jpg

・MMD
多くの背景セットが作られており、広大な街や庭園などがある。


キャラの機能

・PTC
人間型の男女キャラで頭身変更が容易で小さい子から8頭身までスライダーで即変更可能
BWHや手足の太さも変更可能
しかし、太った人、手足が長いなど大きく変化した体格はできない、
顔の輪郭は2種しかないが幅の調整である程度変えられる

まばたき 専用白紙で可能だがコントロール不能、芝居や感情表現には使えない
     動画作成にて顔を切り替える事でゆっくりとしたまばたき表現は可能     
口ぱく  専用白紙で可能だがコントロール不能、歌っている感じにしかならない
     動画作成にて顔を切り替える事で口パクは可能
髪のゆれ 自動であり、ダンスでの綺麗な揺れは期待できない 揺れの白紙開発中


・MMD
体系など制限は無いが作成が大変

まばたき コントロールは出来る
口ぱく  曲に合わせた口ぱく機能がありデータもある
髪のゆれ あり、作成次第で綺麗な揺れが出来る


動き(モーション)

・PTC
簡単な基本動作が入っている、自作の場合ソフトで手動作成しか手段がない
また、データの流通制限があり作成中のデータは他のパソコンでは使えないので他人が作ったデータの修正は出来ない。
修正不可な完成データしか利用出来ない為、皆による改良や向上はない。
その為、分割方式を提案中    詳しくはこちらでダンスモーションについて

過去の資産には写真用ポーズ集やダンス、演奏があり


・MMD
手動入力以外にも変換やキネクト等の入力装置からのものなどいろいろな方法があり
ダンスなどが豊富に作られている


写真(スクリーンショット)、動画撮影

・PTC
専用モードがあり容易、同時使用が5キャラまでの制限がある
特殊なエフェクトなどの効果はない

・MMD
制限無くいろいろ出来る



まとめ

・PTC
専門知識がなくても、それなりにキャラやアイテムが作れるが、
制限が多く、高度な事や完全再現は難しい
着せ替え遊び、まんがや絵の作成、簡易動画などによい

キャラやアイテム作成が容易なので総作業量が少なくて済み、
着せ替えが出来るので個人での物語アニメ作品が作れる


・MMD
ダンス動画など高度な事が出来るが基本データの作成は難しい、
配布データを組み合わせてキャラが曲に合わせて踊る動画には良い

配布キャラは着せ替え出来ない、欲しいキャラがあるとは限らないので
物語アニメ作品を作るのは難しい



  • 最終更新:2015-04-21 18:08:11

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